1950年から開催されたバスケットボール世界選手権も、2014年からバスケットボールワールドカップに名前を変え、より多くの人が視聴するようになりましたね。そこでこの記事では、改めて歴代の優勝国を振り返ってみようと思います。なお、各試合の見どころも紹介しているので、バスケットボールのワールドカップをどのように観戦したら良いか分からない人もぜひご覧になってください。
バスケワールドカップ歴代優勝国
バスケワールドカップの歴代優勝国は、以下に紹介する19か国となっています。一番優勝経験が多いのは5回のアメリカとセルビアで、2位4回のユーゴスラビアと続き日本はまだ1回も優勝経験がありません。日本どころかアジア勢はやはり選手の背の高さが影響しているのか、2026年現在決勝戦に名を連ねることもありません。しかしその分高身長の選手の多いチームが大迫力の展開を魅せてくれているので、次の各見出しで試合の見どころもご覧いただきましょう。
| 決勝対戦カード | ||
| 開催年 | 勝ちチーム | 負けチーム |
| 1950年 | アルゼンチン | アメリカ |
| 1954年 | アメリカ | ブラジル |
| 1959年 | ブラジル | アメリカ |
| 1963年 | ブラジル | ユーゴスラビア |
| 1967年 | ソビエト連邦 | ユーゴスラビア |
| 1970年 | ユーゴスラビア | ブラジル |
| 1974年 | ソビエト連邦 | ユーゴスラビア |
| 1978年 | ユーゴスラビア | ソビエト連邦 |
| 1982年 | ソビエト連邦 | アメリカ |
| 1986年 | アメリカ | ソビエト連邦 |
| 1990年 | ユーゴスラビア | ソビエト連邦 |
| 1994年 | アメリカ | ロシア |
| 1998年 | ユーゴスラビア | ロシア |
| 2002年 | ユーゴスラビア | アルゼンチン |
| 2006年 | スペイン | ギリシャ |
| 2010年 | アメリカ | トルコ |
| 2014年 | アメリカ | セルビア |
| 2019年 | スペイン | アルゼンチン |
| 2023年 | ドイツ | セルビア |
1978年大会の見どころ
1978年バスケワールドカップの見どころは、決勝で初めて延長戦になったところです。試合時間フルに戦い抜いた結果試合は73対73で引き分け、その後延長戦を行い82対81で見事優勝を決めたのがユーゴスラビアです。延長戦はボールトスからソビエト連邦にファールを取られる荒れ模様で、序盤にあった選手の覇気は薄れ、気力で戦っているようでした。その上ファールを取られたことでソビエト連邦の選手にも動揺が走っているように見え、粘り強く戦ったものの、最後は結局ファールによるフリースロー分の点差を付けられる形でソビエト連邦が負けてしまいました。もし、あの時ファールを取られなかったら、勝敗が変わっていたかもしれないので、良くも悪くも審判に泣かされた試合としても有名です。
1959年と1963年の見どころ
1959年と1963年のバスケワールドカップの見どころは、ブラジルがワールドカップ史上初の連覇を達成したところです。しかも1963年の開催国はブラジルのリオデジャネイロで、例年までとは試合の雰囲気も違い、どこかラテン系のお祭りを感じさせる賑やかな応援団が沢山いた印象でした。そんな中ブラジルは1959年アメリカ相手に81対67で余裕の勝利を納めており、1963年のバスケワールドカップ決勝も強豪ユーゴスラビア相手に90対71で勝利しています。一番凄かった選手は、1試合当たりの平均得点が17点を超えていたアマウリ・パソスで、大会のベスト5選手に選ばれるほどの活躍ぶりでした。そして生涯ブラジル代表として30試合も出場したバウミール・マルケスがいたのもこの年で、バスケワールドカップだけでも300得点以上上げているバケモノみたいな選手です。そんな選手がゴールを狙うんですからそりゃ2連覇も達成しますよね。
1994年大会のみどころ
1994年のバスケットボールワールドカップの見どころは、点差が一番大きな試合になったところです。この時期のロシアは決して弱くない国として認知されているにも関わらず、獲得点数が91点に留まっており、対してアメリカは137点も獲得しています。試合の見応えがないと捉えることもできますが、個人的には勢いよくゴールが入るため、見ていて気持ち良い試合だと思っています。特に獲得得点の多かったドミニク・ウィルキンスとシャキール・オニールとレジー・ミラーは、途中からロシアもどう対処していいのか分からなくなっているようでした。
しかも割と序盤でドミニク・ウィルキンスが連続得点を上げている上に、ゴールが壊れそうなダンクシュートを何本も決めていました。そのため、チームを鼓舞すると同時に相手の心をへし折るようなプレーが多かったことが印象的でした。さらに絶望的だったのは、ゴール下のディフェンスです。ロシアがゴールしようとすると、高身長の黒人選手達がこれでもかと集まり相手のシュートを妨害してくるので、そりゃ40点近くも差がつくよなぁと思いました。
2023年大会のみどころとは
2023年バスケットボールワールドカップの見どころは、初めてドイツが優勝したところです。長い期間ドイツは3位決定にも食い込むことができず、苦しい思いをしていましたが、2002年バスケワールドカップの3位に輝くと徐々に実力を開花させ、ついに2023年優勝を決めています。しかも、相手も優勝経験が無いセルビアで、バスケットボールの勢力図が大きく変わったのではないかと言われています。決勝戦ファーストクォーターでは、セルビアの3ポイントシュートで勢いが付くかと思いきや、ドイツも負けじとシュートを決め26対23で互角の試合を繰り広げます。そんな拮抗した試合に風穴を開けたのが第3クオーターで、ドイツが徐々に点差を広げていきます。
しかし、今度は第4クオーターでセルビアが点差を埋める試合展開にしていき、これはどっちが勝つか分からないと思いきやドイツがさらに点を重ねてそのまま逃げ切るように勝ちました。この様に獲得点数で見れば差がでた試合でしたが、試合内容で見ればどっちが勝ってもおかしくないほど拮抗した試合展開だったので、バスケファンも納得の面白い試合だったと思います。
2027年大会のみどころ
2027年バスケットボールワールドカップはまだ開催されていませんが、一番の見どころは桶谷大が監督に就任したところです。桶谷大監督は数々の強豪チームでヘッドコーチを担当した名将で、2021年には琉球ゴールデンキングスをBリーグ初優勝まで導いています。そんな監督が率いる日本チームは、世代交代が囁かれているチームで、新しい選手達に合わせたオペレーションが必要になってきます。そこへ桶谷大監督がどんな指揮を取るのか今から注目が集まっています。
まとめ
バスケットボールのワールドカップで、日本はまだ上位勢に食い込むほどの成績を残せていません。しかし、ブラジルやアメリカなどの強豪国チームを押しのけて、ドイツやセルビアが決勝で戦う様子は、我々日本にも希望を与えてくれる試合展開だったと思います。その上2027年は監督が交代する上に、選手層の世代交代も行われているため、日本が善戦するほどの試合内容を残せるのではないかと筆者は期待しています。


