バスケットボールのファウルは相手との接触や不適切な行為に対する反則で、大きく分けて4種類があります。基本となるパーソナルファウルに、テクニカルやアンスポーツマンライクなどが加わる形です。この記事では、それぞれの違いと罰則を初心者向けにわかりやすく整理します。
バスケのファウルとバイオレーションの違い
バスケの反則は、ファウルとバイオレーションの2つに大きく分かれます。ファウルは相手選手への不当な接触や、スポーツマンシップに反する行為を指す反則です。一方のバイオレーションは、トラベリングや24秒オーバーなど接触を伴わないルール違反になります。
ファウルは回数が記録され、累積すると退場につながる点が特徴です。バイオレーションは相手ボールでの再開のみで、回数としては残りません。試合時間や人数などの基本はバスケットボールの基本ルールでも確認できます。
ファウルは大きく4つの種類に分けられる
バスケのファウルは、パーソナル、テクニカル、アンスポーツマンライク、ディスクォリファイングの4種類に整理できます。最も多いのは接触によるパーソナルファウルで、試合中にたびたび見られる反則です。残りの3つは、悪質さや態度の問題が関わる特別なファウルという位置づけになります。
B.LeagueはFIBA(国際バスケットボール連盟)のルールを採用しており、以下の分類もFIBA基準にもとづいています。分類を押さえておくと、審判のジェスチャーや実況解説の意味も理解しやすくなります。
重要ポイント
- バスケのファウルは大きく分けて4種類あります。
- 接触によるパーソナルファウルが最も多く見られます。
- テクニカルは態度や言動への反則でフリースローは1本です。
- アンスポーツマンライクはパーソナルより悪質な接触が対象です。
- ディスクォリファイングは即退場となる最も重い反則です。
- 個人で5ファウルに達するとその試合は退場になります。
パーソナルファウルの主な種類
パーソナルファウルは、相手の進路や動きを不当に妨げる接触への反則です。守備側と攻撃側の両方で起こり得ます。守備での接触はポジションごとの役割とも関わるため、バスケのポジションの役割もあわせて読むと理解が深まります。
- プッシング:相手を手や体で押す行為です。
- ホールディング:相手を手でつかんだり抱え込んだりする行為です。
- ブロッキング:進路に体を入れて相手の動きを止める行為です。
- チャージング:攻撃側が守る相手に突き当たる行為です。
- イリーガルユースオブハンズ:手で相手をたたくなど不正に手を使う行為です。
これらは接触の度合いだけでなく、行為そのもので判定されると説明されています。
テクニカルファウルとはどんな反則か
テクニカルファウルは、接触を伴わない反則で主に態度や言動が対象になります。審判への暴言や相手への挑発、わざと倒れて反則を装う行為などが該当します。選手だけでなく、コーチやベンチのスタッフに科される場合もあります。試合の流れを乱す遅延行為などが、対象になることもあります。
現在のFIBAルールでは、テクニカルファウルの罰則として相手チームにフリースロー1本が与えられます。その後は、笛が鳴った時点の状況からゲームが再開されます。
アンスポーツマンライクファウルの基準
アンスポーツマンライクファウルは、ボールへの正当なプレーと認められない接触への反則です。速攻を止めるために後ろから抱きつく場面などが、典型例とされています。パーソナルファウルより悪質度が高いと判断された接触が対象になります。得点チャンスを不当につぶす行為や、ボールと関係のない強い接触が目安とされています。
罰則は原則としてフリースロー2本に加え、その後のボールの保持が相手チームに与えられます。判定基準は年度ごとに見直されることがあり、国際基準に合わせた調整も行われているようです。
ディスクォリファイングファウルと一発退場
ディスクォリファイングファウルは、極めて悪質または暴力的な行為に対する最も重い反則です。相手をけがさせかねない危険な接触や、乱闘などが対象になります。この反則を取られた選手は、その時点で即座に退場となります。
罰則はフリースロー2本と、相手ボールでの再開が基本です。なお2回のアンスポーツマンライクファウルや、テクニカルとの組み合わせでも退場になる場合があります。
5ファウルで退場になる仕組み
選手はパーソナルとテクニカルの合計が5つに達すると、その試合から退場となります。これはFIBAルールにもとづく規定で、B.Leagueでも同じ扱いです。NBAでは6ファウルで退場となるため、国際ルールとは1つ差があります。
退場した選手は交代選手と入れ替わり、その試合には戻れません。なおミニバス(小学生年代)では、ファウルや試合形式が一部異なります。詳しくはミニバスのルールを参考にしてください。
チームファウルとボーナスの関係
チームファウルは、各ピリオドごとにチーム全体のファウル数を数えたものです。1つのピリオドで5つ目のファウルを犯すと、そのチームはボーナスと呼ばれる罰則状況に入ります。ボーナス後は、シュート中でない接触でも相手にフリースロー2本が与えられます。
チームファウルは、ピリオドが変わるとリセットされる仕組みです。延長戦では、第4ピリオドのファウル数を引き継いで数えます。終盤に不用意なファウルを重ねると、失点につながりやすい点には注意したいところです。
フリースローの本数と試合の再開方法
ファウルの種類によって、与えられるフリースローの本数や再開方法は変わります。シュート動作中のパーソナルファウルでは、外れた位置に応じて2本または3本が基本です。シュートが決まった場合には、1本が追加されます。種類ごとの主な罰則を次の表にまとめました。
ファウルの種類と罰則
| ファウルの種類 | 主な内容 | 主な罰則 |
|---|---|---|
| パーソナルファウル | 相手への不当な接触 | 相手ボールで再開(シュート時やボーナス時はフリースロー) |
| テクニカルファウル | 接触を伴わない態度や言動 | フリースロー1本 |
| アンスポーツマンライクファウル | 正当と認められない接触 | フリースロー2本+相手ボール |
| ディスクォリファイングファウル | 極めて悪質または暴力的な行為 | フリースロー2本+相手ボール+退場 |
表のとおり、テクニカルは1本、アンスポーツマンライクとディスクォリファイングは2本が目安になります。実際の本数は、シュート状況によって変わる場合もあります。
まとめ
バスケのファウルはパーソナルを基本に、テクニカル、アンスポーツマンライク、ディスクォリファイングへと悪質度が上がる構成です。それぞれ罰則や退場の扱いが異なるため、違いを知ると観戦がより楽しめます。各ポジションの役割を含む全体像はバスケのルールとポジション紹介もあわせてご覧ください。
参考資料
よくある質問(FAQ)
バスケのファウルは全部で何種類ですか
大きく分けると、パーソナル、テクニカル、アンスポーツマンライク、ディスクォリファイングの4種類です。最も多いのは接触によるパーソナルファウルになります。
テクニカルファウルとアンスポーツマンライクファウルの違いは何ですか
テクニカルは接触を伴わない態度や言動への反則で、アンスポーツマンライクは正当と認められない接触への反則です。悪質な接触かどうかが主な違いになります。
何回ファウルをすると退場になりますか
FIBAルールのB.Leagueでは、パーソナルとテクニカルの合計が5つで退場です。NBAは6つのため、ルールによって回数は異なります。
ファウルとバイオレーションはどう違いますか
ファウルは接触や不適切な行為への反則で、回数が記録されます。バイオレーションはトラベリングなど接触を伴わない反則で、相手ボールで再開します。
ボーナスとは何ですか
1つのピリオドでチームファウルが5つ目になると入る罰則状況のことです。以降は、シュート中でない接触でも相手にフリースロー2本が与えられます。

