ミニバスとは小学生を対象とした本来のバスケットボールよりコンパクトなサイズにしたバスケットボール競技のことです。多くのバスケ選手もミニバスを経験しており、まさにバスケットボールの入門ともいえる競技なのではないでしょうか。そんなミニバスですが、ゴールの高さがどれくらいなのかはご存じですか。
本記事ではミニバスのゴールの高さを中心に、スコアシートの書き方なども紹介します。
ミニバスのゴールの高さは?
早速本題に入りミニバスのゴールの高さですが、2025年11月現在では床から260センチの高さで決められています。どうしても小学生年代の子供たちだと通常のゴールの高さでは競技的に難しい部分があり、こうした子供たちの体型など考慮してミニバスのゴールの高さは260センチに設定されたそうです。
ちなみに中学生に進学するとゴールの高さは大人と同じ高さになるので305センチになります。ですので小学6年生と中学1年生で一気に高さが変わるため、どうしても戸惑う子供たちが多くなってしまうという問題も生じてしまいます。
その一方でミニバスで使用されるボールサイズはやや小さめの5号球ですが、リングの大きさは通常のバスケットボールと同じで内径45センチとなっています。
ゴールの高さは変わった?
実はミニバスのゴールの高さが変わる予定があることはご存じでしょうか。
実際にミニバスのゴールの高さの変更について調べてみると、公式の発表でいずれミニバスも通常のバスケットボール同様にゴールの高さが305センチになることが決定したとのことでした。ミニバスのゴールの高さが正式に305センチに統一されるのは2027年4月頃の予定で、それまでは各大会などを通じて段階的に導入していくとの見通しも発表されています。
ただその反面ミニバスのゴールの高さを通常のバスケットボールと同じ305センチに統一するのは簡単な話ではなく、施設や器具の問題なども生じています。ですので現時点の状況を踏まえると2027年4月までに完全統一するのは難しいのではとの意見もあるようです。
ゴールの高さが変わることで生まれる効果について
ミニバスのゴールの高さを通常のバスケットボールと同じ高さに変更する理由としては、下記のような理由が挙げられています。
- 小学生の技術向上が年々早くなっている
- 小学生の身体能力をより生かすため
- 国際基準のゴールに若い頃から慣れさせる
- 通常のバスケットボールにスムーズに適応させるため
特に大きな理由として挙げられるのは近年の小学生の身体能力やバスケット技術がかなり向上している傾向にある点で、身長が高い子供だとアリウープのような技が簡単に成功してしまいがちですよね。こうしたミニバスでは物足りない子供が増えているといった背景もあるようですね。また以前より考慮されていた中学生になった際の適応の難しさも考慮されており、競技性の云々より長期的に見た観点からの変更だと言えるのではないでしょうか。
ミニバスのスコアシートとは
ミニバスでも使用されるスコアシート。試合で欠かせない物の一つですが、いきなりスコア係を任せられるとどのように書けばいいのか分からずに不安になりますよね。
まず事前に準備しなければならないものは下記のとおりです。
- スコアシート
- ボールペン
- タイマー
- 出場選手リスト
- 大会の規定、ルールシート
オススメなのは試合開始前に埋められる欄を全て埋めておく方法です。日時やチーム名などは試合前から記入することができるので事前に記入することで試合中に慌てる必要もなくなります。
スコアシートの書き方
試合中にスコアシートに書き込む内容は主に選手交代、得点、タイムアウト、反則の4項目です。選手交代の書き方については特に難しくなく、『出る選手の背番号→入る選手の背番号』のように記載するだけです。
得点については少し複雑で、下記の3点に注意して記入する必要があります。
- 2ポイントの場合は決めた選手の背番号のみ
- 3ポイントは決めた選手の背番号を必ず○で囲む
- フリースローは成功だと○、失敗は/
タイムアウトはピリオドごとにTO欄にチェックを入れて、反則は選手個人の場合はP1,P2と記入、チームファウルは別途ピリオド毎に記入しなければいけません。
リアルタイムでの記入になるので当然スピード性が求められますがスコアシートとは本来、試合の記録を行うためのものであってそれ故に早さよりも正確性が求められます。ですので迷ったら審判団に確認するなど、極力ミスが少ないように注意することを第一に意識してくださいね。
スコアシートを書く際の注意点について
ミニバスのスコアシートを記入する際に特に注意しなければならない点は以下の点になります。
- 3ポイントを決めた選手の背番号を○で囲み忘れる
- 選手交代の矢印が反対
- ピリオド欄の間違い
上記の中でも特に注意しなければならないのは3ポイント時の○の囲み忘れです。○の囲みを忘れて提出すると2ポイントの扱いになってしまいスコアが大きく変わってきてしまう可能性があります。他のミスについては後で修正ができるものが多いので、特に3ポイントの記入だけは徹底して気をつけるようにしましょう。
ミニバスと通常のバスケのルールの違いは?
最後にミニバスと通常のバスケットのルールの違いについて紹介します。2025年11月現在、ミニバスのゴールの高さが通常のバスケットボールと異なることはお伝えしましたが、それ以外にも下記のようなルールの違いがあります。
| ミニバス | バスケットボール | |
| コートサイズ | 縦22m、横12m | 縦28m、横15m |
| ボールの大きさ | 5号球 | 6号球 |
| ディフェンス | マンツーマンのみ | ゾーンとマンツーマン |
| 交代 | 8人以上の交代が必須 | 特になし |
| 3ポイント | 一部の大会のみ | あり |
この他にも大会によっては微妙に異なるルールなどもあるため、ミニバスの大会に参加する際は必ず規定やルールをチェックするようにしましょう。
まとめ
今回の記事ではミニバスのゴールの高さやスコアシートの書き方、ルールの違いなどを紹介しましたがいかがでしたか。2027年4月に通常のバスケットボールとゴールの高さなどを統一するとの発表がありましたが、今後はルールの改定なども加えられるのではないかと思われます。それだけに今後もこまめに続報をチェックしておくことをオススメします。


