近年日本でもBリーグの人気が高まり、ブックメーカーとビットコインを組み合わせたベットでもバスケの試合を楽しむ人も多く注目度が高まっています。
バスケットボールは、たった5人で戦うスポーツ。それぞれのポジションには明確な役割があり、プレイヤー同士の連携が勝敗を分けるといっても過言ではありません。
この記事では、バスケの基本5ポジションについて、その特徴や求められるスキルを、わかりやすく紹介していきます。「自分にはどのポジションが合っているんだろう?」という方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
バスケの基本ポジションとは
さっそく5つの基本ポジションをご紹介していきましょう。
攻守を組み立てる“頭脳”:ポイントガード(PG)
チームの指揮官、それがポイントガードです。試合のテンポを操り、攻撃の起点となる重要なポジションで、まさに“コート上の監督”とも言える存在です。現日本代表選手でもある河村勇輝選手や、日本人初のNBAプレイヤーである田臥勇太選手はPGとして有名ですね。
主な役割は、ボール運びとゲームメイク、味方へのパス配分、状況に応じた指示出しと判断です。
求められるスキル
- ボールを失わないハンドリング力
- 視野の広さと素早い判断力
- チームを引っ張る冷静さとリーダーシップ
冷静沈着でありながら、時には大胆な判断も求められるポジション。目立たないようでいて、試合全体を動かす「陰の主役」です。
得点力で魅せるエース格:シューティングガード(SG)
得点が求められるポジションといえば、シューティングガード。スリーポイントシュートやミドルレンジ、ドリブルからのカットインなど、攻撃面でのバリエーションが豊富です。
主な役割はシュートによる得点、セカンドハンドラーとしてのパス補助、相手ディフェンスを引きつける動きになります。現日本代表で活躍する富永啓生選手も、抜群の得点力とシュート精度でSGとして注目されています。
富永啓生
必要なスキル
- 高精度なシュート力
- ドリブルと1on1の突破力
- 常に動いてマークを外すオフボールの動き
プレッシャーの中でも自信を持ってシュートを打てるメンタルが大切。チームが点を取れないときに流れを変える一発を任されることも多い、まさに“スコアラー”です。
万能な縁の下の力持ち:スモールフォワード(SF)
攻守にわたってバランスよくこなすのがスモールフォワード。スピードも高さも求められ、試合の流れに応じて柔軟に動ける「オールラウンドプレイヤー」としての役割が期待されます。現日本代表の馬場雄大選手や渡邊雄太選手も、得点力と守備力を兼ね備えたSFとしてチームを支えていますが、シュート、ドライブの得点力、リバウンドやディフェンス、状況に応じた臨機応変な立ち回りが主な役割です。
必要なスキル
- 運動能力の高さ
- いろんな戦術に対応できる適応力
- 攻撃でも守備でも全力を出せるスタミナ
まさに「器用貧乏」ではなく「器用万能」。その日その時で求められる役割が変わるので、柔軟性がある選手に向いています。
インサイドを制する“縁の下の力持ち”:パワーフォワード(PF)
ゴール下の肉弾戦に強いのがパワーフォワード。フィジカル勝負を得意とし、スクリーンやポストプレイなどで地道にチームを支える縁の下の力持ちです。ゴール下での得点・リバウンドや相手ビッグマンへのマッチアップ、スクリーンやピック&ロールの仕掛けがパワーフォワードの役割で、NBAでも活躍を魅せる八村塁選手は、得点力とフィジカルを兼ね備えたPFとして日本代表でも中心的存在です。
必要なスキル
- 力強いポストプレイ
- 体の使い方とポジショニング
- 当たり負けしないメンタル
フィジカルに自信のある選手にピッタリのポジション。「泥臭いけど、いなければ困る」そんな職人肌が活きる場所です。
チームの要、ゴール下の守護神:センター(C)
高さと存在感が武器のセンター。リバウンド、ブロック、ゴール下での得点など、バスケの“ど真ん中”を支えるポジションです。
センターはゴール下での得点とリバウンド、相手のシュートにプレッシャーをかける、スクリーンやパスの起点になることが求められます。
必要なスキル
- 圧倒的な体格とフィジカル
- リバウンド力と空間認識力
- ディフェンスの読みとタイミング
昔は“ゴール下に立っていればOK”という時代もありましたが、今ではスリーポイントを打てるセンターも珍しくありません。現代型センターは攻撃面でも脅威となります。
日本人選手が海外で通用するためには?
最近は海外リーグで活躍する日本人選手も増えてきました。特に、海外選手に比べて小柄でもスピードや判断力を活かせるガード(PG/SG)は、日本人選手がNBAに挑戦する上で最も現実的なポジションであることがわかります。ここでは、一番可能性の高い、ガードとして海外で通用するために押さえておきたいポイントに焦点を当てて紹介していきます。
安定したアウトサイドシュート
国際大会やNBAではディフェンスの強度が高く、ゴール下に簡単に侵入できません。身体能力を埋めるのは確実に決められる3ポイントが大事となってきます。またドリブルからのプルアップ3やディープレンジもあると、相手のディフェンスを広げられますよ。
ハイレベルなゲームコントロールと判断力
ガードは試合のリズムを作るポジション。スピードで抜くだけでなく、状況判断の速さが鍵とされています。海外では特に重視されるのはピック&ロールの使い方、味方を生かすパス、ターンオーバーを減らす意思決定力などです。
NBAや欧州では試合の展開が速いので、「次のプレーを1手先に読める能力」が必要ですね。
強靭なディフェンス力
外国人と比べてサイズが小さい日本人ガードがプレータイムを得るには、守備で信頼されることが必須です。1対1で相手のドライブを止めるフィジカル、スクリーンを素早くかわるフットワーク、粘り強いボールプレッシャーが求められます。
またディフェンスでチームに貢献できれば、オフェンスのリズムが悪い時でも起用され続ける可能性が高いです。
まとめ
近年では、バスケのポジションの垣根が曖昧になってきています。ガードがセンター並みにリバウンドを取ったり、センターがドリブルから3Pを決めたりと、「誰が何をやるか」は柔軟な時代です。とはいえ、基本的なポジションの特徴を知っておくことは、バスケの観戦をより一層楽しむためにも重要です。ポイントガードは試合の流れを作る司令塔、シューティングガードは得点力でチームを引っ張るスコアラー、スモールフォワードは攻守万能、パワーフォワードはゴール下で勝負、センターはリバウンドやブロックで守護神として活躍します。ぜひ次回の観戦でお役立てくださいね!