バスケットボールのポジションは「ポイントガード」、「シューティングガード」、「スモールフォワード」、「パワーフォワード」、「センター」の5つに分けられますが、コート全体を把握し、チームの司令塔の役割を担うのがポイントガードです。バスケットボールの勝敗はポイントガード(PG)次第で決まると言われるほど、試合の状況に応じて指示をだしたり自らシュートを放つなど、チームにとって重要なポジションです。
そこで今回は、ポイントガードに必要とされる能力やポイントガードに向いてる人の性格について調べてみました!
ポイントガードが向いてる人とは①役割別の必要とされる能力
バスケットボールにおいて「コート上の監督」、「司令塔」とも呼ばれるポイントガード。ボールを運び、チームメイトの得点をアシストするなど、ゲームコントロールに関わるものがポイントガードの主な役割となっています。求められるスキルは非常に高いものとなります。
アニメ「SLAM DUNK(スラムダンク)」では宮城リョータ(湘北高校)、牧紳一(海南大付属高校)、アニメ「黒子のバスケ」では赤司征十郎(洛山高校)、高尾和成(秀徳高校)らがポイントガードを務めていました。
プロバスケットボール選手では富樫勇樹選手や河村勇輝選手にあたります。
ポイントガードの役割は主に4つ
試合中の役割について、ボールキープ、リーダーシップ、得点につなげるプレー、スティールという4つが主となります。それぞれの求められるポイントガードの役割について、詳しく説明していきます。
ボールキープ
1つ目の求められる役割は、バックコートから確実にフロントコートにボールを運ぶことです。試合中にボールをコントロールし、タイトなディフェンスをされても、相手チームに奪われずボールキープするために、優れたドリブルスキルが必要になります。オフェンスの中心となるポイントガードがボールコントロールできない場合、チームは戦略どころかオフェンス自体が機能しなくなってしまいます。
リーダーシップ
ポイントガードはバスケットボールの試合中、司令塔としてチームメイトに指示を出しますが、チームのプレースタイルや監督の指示を的確に理解することはもちろん、チームメイトの個性や能力も把握しなければなりません。コート上で臨機応変に対応して的確な指示を出し、冷静に状況を判断する力と仲間を動かすリーダーシップが必須となります。
得点につなげるプレー
針の穴を通すようなパス、パスの受け手を見ないでパスを出すノールックパスなど、ゴールを演出するアシストパスはポイントガードの腕の見せ所でもあり、パスの技術はもちろん、ノーマークの仲間プレーヤーを瞬時に探す視野の広さが必要となります。また、味方を利用して自らゴールを狙う攻めの姿勢も忘れてはならず、スリーポイントシュートなどを使った攻めの姿勢を敵に見せれば、相手チームのディフェンスを引きつけることができパスも通りやすくなります。
スティール
記録を見てみると、ポイントガードはアシストの他、相手チームからボールを奪うプレーである「スティール」の本数も多いのが一般的です。その理由は、1対1となった相手に自由にゲームコントロールさせないために、タイトなディフェンスで常にボールカットを狙っているからです。ポイントガードがボールカットすると速攻に繋がるため、ゴールを狙いやすくなります。
ポイントガードが向いている人とは②性格
5つあるバスケットボールのポジションの中で、試合中コート全体を把握し、チームの司令塔であるポイントガードはどんな性格の人に向いているのか気になりませんか?こちらではポイントガードに求められる適性を紹介します。
どんな性格の持ち主がよい?
- 冷静な判断ができる人
- 仲間に指示を出せる人
- バスケットIQの高い人
- どんな時も諦めない人
前述したポイントガードの役割を見ても、消極的な人は向いていません。また、周囲に目を向けず自分中心でプレーする人にも向いていないと言えるでしょう。冷静な判断力を持ち、チームの勝利を最優先に考えながら「最後まで絶対にあきらめない」という強い気持ちでコートに立てる人がPGに最適です。
PGにはコミュニケーション能力も必要?
相手が先輩であってもプレー中はしっかりと意見を伝える必要があります。チームメイトとの良好な信頼関係を築くために、普段の練習からチームメイトとコミュニケーションを図るよう心掛けましょう。
まとめ
今回は、バスケットボールのポジションの1つであるポイントガードに必要とされる能力やポイントガードに向いてる人の性格についてまとめてみました。
現在のバスケットボール日本代表のポイントガードは3人ですが富樫勇樹選手の身長は167 cm、河村勇輝選手の身長は172 cmと、高身長ではなくても活躍されています。「バスケ好きだけど身長が…」という方は一度ポイントガードに挑戦してみるのも良いかもしれませんね。身長が高くなくてもPGに必要とされる能力が備わっていれば、高いレベルでの活躍も期待できるかもしれませんね!