バスケの3×3と3on3の違いは?年収やルールを解説!5人制との違いも

バスケの3×3と3on3の違いは?年収やルールを解説!5人制との違いも

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バスケの3×3は2021年に行なわれた東京オリンピックの正式種目になっており、国際バスケットボール連盟(FIBA)が主催する大会なども開催されています。

世界的にも普及しつつある3×3ですが、3on3とはどのような違いがあるのでしょうか。

そこで今回は、バスケの3×3と3on3の違いや年収、ルール、5人制との違いについて解説します。

目次

バスケの3×3と3on3の違いは?

3×3はスリーエックススリーというのが正式名称で、ストリートボールなどから生まれた競技となっています。ただ、バスケには3対3を意味する3on3がありますが、3×3とはどのような違いがあるのでしょうか。

3×3は国際バスケットボール連盟が制定したルールの元で試合が行なわれていますが、3on3はローカルルールで、地域などによって独自のルールなどがあるのが特徴です。3対3で行なうというコンセプトは同じですが、3on3の方がよりストリート性が強いと言えるのではないでしょうか。

バスケの3×3の年収は?大会賞金についても

オリンピックの正式種目になっていたり、プロ選手がいたりするバスケの3×3の年収は

Bリーグ 年俸と比較してどのくらい違いがあるのでしょうか。

ただ、残念ながらBリーグの規定上、各選手の年俸などについては公表されておらず、過去に千葉ジェッツふなばしの富樫勇樹選手が1億円になったと報じられたくらいしか参考になる数字はありません。

そのため、3×3の年収に関しても正確な金額などは明かされておらず、そもそも年俸などが注目されることがほとんどないのが現状です。

それでは年俸を推測するために、3×3の大会賞金がどのくらいなのか見てみましょう。

史上最高額は151,000ドル

バスケの3×3の史上最高額の大会賞金は、151,000ドル(約2,200万円)であると報じられていたことがありました。

賞金総額151,000ドルとなっていたのは、2024年1月から2024年3月にかけて行なわれていた「3×3.EXE SUPER PREMIER」という大会で日本、タイ、オーストラリアといった場所で試合が行なわれています。ちなみに、優勝賞金が100,000ドルというのはかなり高く、他の大会が50万円や数万円ということを考えると、かなり規模が大きいということが伝わってきますね。

兼業している選手が多い

プロのリーグなども発足し、規模が大きくなっている3×3ですが、2022年1月に公開された記事によると、Bリーグに所属している選手以外には教員や銀行員、薬剤師、弁護士といった人とも契約を結んでいることを明らかにしています。

コミッショナーの中村考昭さん曰く、働き方も多様化してきているのでそれにあった契約形態にしているそうです。

また、1億円プレイヤーが1人いるよりも100万円を貰える選手を100人作りたいとも考えているそうで、より多くの人がプレイできるようにしたいという想いなのではないでしょうか。

バスケの3×3のルールを解説

3×3はアメリカのストリートや公園といった屋外の場所で行なわれていたものが起源とされており、2007年に国際バスケットボール連盟が統一ルールを制定したことで競技化されました。3×3はスピーディー展開に加えて、ストリート仕込みのスキルなどが魅力のスポーツですが、どのようなルールになっているのでしょうか。

人数

3×3は競技名からも分かるとおり、コートに立つことができるのは1チーム3人までです。しかし、登録できるのは4人までなので内1人は交代要員となっています。

また、大会によっては登録人数が4人を越えても良いという場合もあるようで、ややアバウトな部分もあるようですね。

コートサイズ

3×3のコートサイズは、エンドラインと呼ばれる横の長さは15m、サイドラインと呼ばれている縦のラインは11mとなっています。

また、3×3では1つのリングしか使わないのが特徴ですが、フリースローラインや3ptライン、ペイントエリアなどといった部分は5人制のバスケットと変わりません。

ボール

一見すると、3×3も5人制のバスケットも使用されているボールは同じように見えますが、実は専用のものがあります。3×3で使われている専用のボールは、重さが580g〜620gほどで大きさは72cm〜74cmほどです。

3×3のボールの重さと大きさがこのようになっているのは、スピーディーなゲーム展開を強調させるためでもあり、屋外でゲームが行なわれた際に風の影響を抑えるためでもあるとされています。

試合時間

3×3の試合時間は10分間のみで、第1クォーターや第2クォーターなどはありません。さらに、3×3では先に21点を取った方が勝ちとなるノックアウト方式が採用されているので、10分以内に試合終了となることもあるそうです。

ちなみに、10分が経過しても同点や21点以下だった場合、1分間のインターバルを挟んで延長ピリオドが行なわれます。先に2点を先取した方が勝利です。

得点

3×3には3ptシュートというルールがないのが特徴です。ただ、ラインなどはそのまま使用されており、3×3では3ptラインのことをアークと呼んでおり、これよりも内側でシュートを決めたら1点、外だった場合は2点というようになっています。

そのため、3pt3ではより接戦となる試合が多く繰り広げられるのが特徴です。

攻守の入れ替わり

3×3で攻守が入れ替わるのは、得点が入ったときやラインを割ったとき、リバウンドやスティール、ブロックなどで攻撃側から守備側にボールが渡ったときです。

しかし、攻守が入れ替わった際には独自のルールが導入されており、攻撃側の選手はパスもしくはドリブルでアークの外側にボールを運ばなければなりません。

もし、そうせずに攻撃を始めてしまった場合にはバイオレーションとなります。

3×3と5人制との違いも解説

3×3のルールに関しては上記でも説明したように、5人制と似た部分もありますが、異なる部分も少なくありません。出場人数やコートのサイズ、試合時間、得点なども3×3と5人制では異なりますが、大きく違うのは選手交代ではないでしょうか。

3×3では試合の流れの中で交代することが認められています。ただ、選手交代ができるのはチェックボール前であると決められており、選手同士はタッチを交わすのが特徴です。

まとめ

今回はバスケの3×3と3on3の違いや年収、ルール、5人制との違いについて解説しました。

バスケの3×3と3on3に違いがあるように、細かく見たら5人制とも異なるルールが多くあります。ただ、独自のルールはスピード感のあるゲーム展開やエンターテインメント性を際立たせるものであり、多くの人をより魅了するのが最大の特徴になっているのではないでしょうか。

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